サーフィン履歴その6(最終回):ただいま大阪。ただし、サーフィンは隔週で。〜中2の子どもと妻と波に揉まれて〜

サーフィン

こんにちは、「おやじサーファーの生き方戦略」です。
「サーフィン履歴」シリーズ、ついに最終回。
今回は、単身赴任から大阪帰還後の“家庭とサーフィンの両立奮闘記”

中年サーファーによる庭と波の板挟みドキュメンタリーをお送りします。

ただいま大阪、そして子どもは中2に

長かった単身赴任が終わり、ようやく大阪へカムバック。
天王寺の空気が鼻にしみる。排ガスですら愛おしい。

最寄駅の改札をくぐった瞬間、BGMが「負けないで/ZARD」に聞こえました(幻聴)。

さて、数年ぶりの我が家には、小1だった双子が中2になって待っておりました。

……え?誰?
ってぐらい成長してるやん。

息子は声が低くなり、娘は髪にアイロン当ててて、二人とも目が合った瞬間にすぐ逸らす。

「おかえり」って言われるかと思いきや、
「Wi-Fi遅いねんけど」の一言だけでした。

この瞬間、父としての尊厳がルーターに負けました。

久しぶりの海。まさかの「ええよ」

そんな折、GWのある晴れた日。
空は高く、気温もちょうどよく、「これってもう行けってことじゃね?」と天の声が聞こえたんです。

思い切って、恐る恐る嫁に言ってみました。

「今日…海、行ってこようかなって…」

そしたら、まさかの即答。

「ええよ」

え?い、いいの!?
「何も言わんけど顔が怒ってる選手権」出場クラスの人が、ええよって!?
「罠か…?」と疑いつつも、気が変わらないうちに急いで板積んで出発しました。

嫁の怒りと隔週サーフィン制度の発足

久々の国府の浜。
水の冷たさが、心に沁みる。
ああ…この感覚…帰ってきたんやな、オレ…。

そして次の週も、
またその次の週も、
気づけば 3週連続サーフィン達成!!

パドル中の俺「中年でも攻めたらいけるってこと、証明しちゃってる?」
帰宅後の嫁「……あのさ。話あるねんけど?」

はい、終了〜〜〜〜。

目は笑ってないし、口角は45度下がってました。
「育児の戦力になってへん」とのこと。
おっしゃる通りでございます(土下座)。

ということで、新制度発足。

その名も、
「サーフィンは隔週で行ってください制度(嫁直筆)」

家庭と波の両立には、スケジューリングと冷静な自己分析が欠かせない。
サーフィン後の疲れが、子どもの塾の送り迎えに支障をきたすと認定されたら即アウト。
家庭内サーフィンライセンスの更新が停止される仕組みです。

波への感覚と、四国サーフィンとの出会い

変わったのは、海だったのか、俺だったのか

久々に戻った関西サーフィン界。
おなじみの国府の浜や磯ノ浦に通ってみるものの、心の中にふとよぎる言葉…

「……あれ?波、パワー無い?」

千葉で味わっていたギラギラしたうねり、たまに頭オーバーの洗礼、思い出補正込みでも、物足りない。

結果、
生見(いくみ)内妻(うちづま)など・・・四国のポイントにハマる。

片道4時間半のドライブ。
帰りは眠さとの戦いになるけど、それでも行く価値がある。
質のいいブレイクと、絶品のカツオのたたきが待ってるから。

今、そしてこれからの生き方戦略

大阪に戻った今も、
サーフィンは隔週。
行くのは一人。
そして帰宅後は「今日も波小さかったわ〜」って嘘つく(怒られ防止)。

でも、たまに沖に出たとき思うんですよ。

「なんやかんやで、ええ人生やな」って。

嫁にキレられても、子どもに無視されても、
波に巻かれて苦しい思いをしても、
それでもまた次の波を待ってる。

それが、俺の“おやじサーファー”としての、生き方戦略です。


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